少年野球と私 −序章−

長男、小学6年生。

少年野球最後の一年を、忙しく過ごしています。
昨日2泊3日の合宿が終わり、本日抜け殻状態です。

長男は3年生に上がるタイミングで野球チームに入りました。

1年生の時から「野球やりたい!」と言われていたのですが

週末まで朝早くからお弁当作ったり、お当番したりはだいぶしんどいなと思い

2年間、やんわりと断り続けていました。

 

でも、ある日

「6年生まで頑張って続けるから、どうしてもチームに入りたい」

と懇願され、家族で覚悟を決めて入部しました。


いざ入部してみると、思ったよりお当番も大変ではなかったし(最初はね)、

子どものユニフォーム姿はかわいいし(最初はね)、

低学年なんて、野球っていうか野球コントっていうか……。

ただただ面白い(最初はね)

 

だって、

盗塁し放題で、

フォアボールで1塁に出たら、

もう次の瞬間には3塁まで自動的に進んでいて、

牽制球投げたら、あらぬ方向に飛んで行って

はい1点、みたいな。

野球ってこんなスポーツだったっけ??

かなりの衝撃でした。

 

 

そんなこんなで

いつの間にか高校野球や日本のプロ野球(西武ファンです)はもちろん、メジャーリーグもチェックするようになり、

なんならドラフト会議も毎年中継で見るし、

スコアもつけられるようになって、

 最近は会う人会う人に「ライオンズ、めちゃくちゃ強いね」と言われるくらい

すっかり「野球好き」ブランドを確立させております。

 

野球はとても奥が深いスポーツで、

知れば知るほど、面白い。

 

プロ野球をちゃんと見始めるまでは

ボールってストライクが入らないからボールなんだと思ってました。

でもわざとボール球を投げることもあると知り、

ピッチャーとバッターの間に流れる緊張感や

4つのボールと3つのストライクをめぐるドラマに

日々ドキドキが止まらないわけです。

 

 

しかし。

 

 

当たり前ですが、

 

 

同じ野球でも

プロ野球を見て楽しむのと、少年野球チームに保護者として関わるのは

全然違う。

 

そして、

野球をすごく知っていることと、子どもを適切に指導する能力は

全然別物。次元の異なる話です。

 

 

野球は素晴らしいスポーツです。

でも、野球の世界って、

なんだか独特の雰囲気があります。

 

一言で言うと

 

 

古い

 

…のかな。

 

 

これだけ社会が激変し、教育に対する価値観も変わりつつあるなかで、

少年野球の指導って、どうあるべきなんだろう…?

と最近思うわけです。

 

もちろん少年野球と言ってもひとくくりにはできなくて

プロ野球選手を目指す硬式野球のチームなのか

とにかく楽しく野球ができればいいというチームなのか

で、指導スタイルは大きく異なると思います。

私がテーマにしたいのは、後者の環境における野球指導です。

 

 

勝つことは大事。

でも勝ちさえすればいい?

 

失敗したら怒る。

本当にそれでいいの?

 

試合中は監督の指示通りに動く。

自分で考えちゃいけないの?

 

 

特に長男が高学年になってから、

悶々とすることが多くなりました。

 

そんなモヤモヤを、これから少しずつ

整理していきたいと思います。