書くことには魔術的な力がある。

札幌に来て、これまでよりもさらに

家に引きこもっている時間が長くなりました。

仕事も含めて、外に出かけていく用事が

ほとんどなくなってしまったため

1日をどう過ごすかは、すべて自分にかかっています。

 

まさに

試される大地、北海道(違)

 

私は本当にだらけた人間で、

PCを開けば眠くなるし

本を開けば眠くなるし

横になれば眠くなるし

なんなら今この瞬間も眠いのですが、

 

こんなことではいかん!と

あることを決めてから

なんだか毎日シャキシャキと動くことができるようになりました。

なんか自己啓発的な文章だけど、何も売りつけないので大丈夫です。

 

自分の決めごと。

それはズバリ、

「朝、手帳を書く」

ということです。

 

私の友人に手帳魔がいるのですが、

彼女は毎朝手帳にタスクを書き出しています。

素晴らしい!素敵!と思ってちょっと真似した時もあったのですが

なんせ三日坊主なもので、全然続きませんでした。

しかしここに来て、

「書くことが人の思考や行動を左右する」ということが

科学的に証明されていることを知り、

心にスイッチが入りました。

私に影響を与えたのは、この本です。

「影響力の武器」・・・まんま。

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人はなんで騙されたり、高いものを売りつけられたりするんだろう、

逆にどうやったら人を丸め込むことができるんだろう

ということを様々な実験結果をもとに、科学的に解説しています。

 

まあ分厚くって、そんなに読みやすくもないのですが、

時間をかけて頑張って読みました。

リンダ・グラットンの「LIFE SHIFT」ばりに、

世界を見る目が変わったので読んでよかったです。

 

で、「書くこと」についてなのですが、

人は自分の行動に一貫性を保ちたいという欲求が非常に強い生き物で、

何かを言ったり、書いたりすると、

「その通りに行動しなくては」という深層心理が働くそうです。

 

第二次大戦中、中国は捕虜となったアメリカ兵に、

共産主義を認めるような作文をたくさん書かせたんですね。

時には賞品つきの作文コンテストなども開いて…。

共産主義万歳!」という文章を書かせることで、洗脳をしていったのです。

また、某ネットワークビジネス企業では

営業担当者は目標を必ず紙に書くように指導されるそうなんです。

紙に書き出してしまうと、書いたことと自分の行動を一貫させようという

強い力が働くので、それで営業成績を達成させようというわけです。

 

 

「書くことには魔術的な力がある」

という本の中の一文が、私の心にズキューンと刺さりまして、

書いて洗脳されるのであれば、喜んで洗脳されようじゃないの!
ということで、

念のため

「書くことには魔術的な力がある」

と紙に書き、

一旦この言葉で自分を洗脳させてから(笑)

毎朝手帳にタスクを書き始めました。

 

もちろんやりたいことがすべてできるわけではないのですが、
ちゃんと書いた方が、俄然タスクをモリモリこなせます。

なんせ洗脳されてますから。

 

ちなみに、私は子供達にも決意表明文を書かせたり、

決めたことを口に出して言わせるようにしています。

例えばゲームをやるにしても

「何時何分にやめる」というのを本人に宣言させます。

そうすると、面白いくらいちゃんとやめるんです。

 

「影響力の武器」、子育てにも役立つ(笑)。

 

 今まで手帳術的な本を何冊か読んだりしましたが、

見事に続きませんでした。

でもこの本を読んで、ここまでちゃんと手帳が続いているということは、

私を動かすものはHow to(どうやってやるか)情報ではなくて

What for(なぜやるのか)への腹落ち感なんだろうなということも

今回よくわかりました。

 

手帳続かないな〜という人は、「影響力の武器」を読むと良いかも。