ラファエル・ローゼンダールの”haiku”を読むのが楽しくて

お久しぶりの投稿です。

雪がちらつく札幌でやるべきことをこなしながら

(時々取りこぼしながら)

日々元気に過ごしておりますが、

気持ち的には森の中をさまよっているような、なんかそんな今日この頃です。

迷い人。

先月仕事で東京に行く機会がありました。
札幌の生活はとても楽しくて、

凍った道を歩くのめっちゃ怖い、という以外に

特に不満はないのですが

東京のごちゃごちゃを久しぶりに体験したら

やっぱりとても居心地がよかったです。

 

いろんなものが自然と目に飛び込んできて、

歩いているだけで、ビシビシと刺激を受けられる。
13歳からずっと東京のど真ん中で青春時代を過ごしてきた私にとっては

やっぱり東京は故郷だな、という気がしました。

東京が好きだという自覚はずっとあったけど、

一度離れて戻ってくると、その思いがより強く感じられます。

 

今回は滞在期間にびっしり予定が詰まっていて、

寄り道はほとんどできませんでした。

上野でやっていたデュシャン展に行きたかったけど、行けなかった。

残念。

 

デュシャンはあの便器作品がとても有名な人で、私も便器くらいしか知らないのだけど

でも便器をアートにするなんて凄すぎる、と思ってとても興味がありました。

便器をアートにするっていうと、便器に色塗ったりなんかするイメージがあるかも

しれないけど、置いただけですからね。逆さまに。

いや、本当すごい。革命です。

 

※画像はお借りしております。

関連画像

 

なぜ便器なのか、なぜ逆さまなのか。

意味があるようで、ないようで。

これを真剣に鑑賞する行為自体がものすごいアイロニーになっていて。

ほんと、ワクワクしてしまいます(あれ?誰もついてきてない?)

 

違う、便器の話をしたいわけではない(いや、したかったけど)

黙っていればムンクも来るし、フェルメールも来るし、便器もやってくる東京は、

本当に恵まれた街だと思うんですよね、という話です。

 

そんな世界有数のアートシティTOKYOから遠く離れた地にいる私が

毎日楽しみにしているのが、

ラファエル・ローゼンダールというアーティストがTwitterで毎日投稿する

"haiku"作品を見ることです。

本日のhaiku作品はこちら。


”冷蔵庫は満杯

キッチンは綺麗

洗濯物も終わってる”

 

読んでるだけで幸せ。

(洗濯物放置してこれ書いてるけど)

クスッと笑えたり、共感できたり、ハッピーになれたりするこのhaiku

日々癒されております。

ラファエル、天才かな。

 

この”haiku”、綺麗な本になっていてめちゃくちゃ欲しいんだけど、

日本では買えなそう。

この時代になってもまだ日本で買えない本があるなんて!

GINZA SIXの蔦屋書店さんにはぜひ仕入れていただきたい。

 

 

ラファエル・ローゼンダールの存在を自分がどうやって知ったのか、

全然記憶にないけど、今一番興味がある人です。

今年、世界初の個展を青森でやっていたのを全然知らなかった。

行きたかった。

 

冬休み、 東京に帰って行きたいのは、やっぱり美術館です。